あると便利な応募書類「就労パスポート」

「障がい者求人に応募する際に、自分の障がい特性について、うまくまとめることが出来ない」
「うまく企業に配慮して頂きたい事項を伝えることが出来ない」
就職活動をされている方の多くは、そんなお悩みを持ったことがあるのではないでしょうか。
そんな時に役に立つのが「就労パスポート」です。
今回はこの「就労パスポート」についてお話をしていきます。

就労パスポートって何?

就労パスポートは、厚生労働省が作成している書式です。
障害のある方が、働く上での自分の特徴やアピールポイント、希望する配慮などについて、支援機関と一緒に整理し、事業主などにわかりやすく伝えるためのツールとして作られました。
(厚生労働省ページ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/06d_00003.html)

就労パスポートは、障がい者求人へ応募する際に提出が必須の書類ではありません。
しかし応募前に作成しておくとメリットがあります。

就労パスポートのメリットとは?

①自分にとってのメリット
作成をすることで、自己理解が深まります。またスタッフや企業に自分の特徴を理解してもらえるので、最適な支援や配慮を受けやすくなります。その結果、長く働き続けることに繋がります。

②企業にとってのメリット
提出してもらえることで、採用への不安が軽減します。また本人への理解が深まることで、働きやすい環境や合理的配慮の提供に繋がります。 本人がストレスや疲労を訴える前に状態の変化を把握でき、早めに対応できることもあるでしょう。その結果、職場定着率を上げることができます。

以上のように、自分にとっても、応募先企業にとっても、就労パスポートがあることで長期定着に繋がります。

就労パスポートを作成するときのポイント

使うのは全部ではなくても構いません。書けるところから記入をしてみるのがいいと思います。
また自分の感覚だけでなく、支援員や家族など第三者が客観的に見て感じる特性や配慮事項をまとめるとより有効です。
一度作って終わりにするのではなく、就労後も都度見直し修正をしていくことで、より精度の高い就労パスポートになります。

自分を知り、企業に知ってもらうことが重要です!!

仕事をしていくうえで、障がい特性や配慮事項を整理し、それをしっかり伝えることで職場で「働き続ける」ことが出来るようになります。
チャレンジドジャパンでは、就労パスポートの効果的な活用方法だけでなく、プログラムや個別訓練を通して、障がいをお持ちの方が長く働くことをお手伝いをしています。
是非、一度見学や体験にご参加ください。

チャレンジドジャパン山形センター
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