面接でのステップアップポイント ~part1~

秋口から3月上旬にかけて、チャレンジドジャパン山形センターに通所されている多くの利用者さんが面接に挑戦しています。
何度も面接練習を行い、緊張されながらも精一杯面接に臨まれる姿に日々元気や勇気をもらっています。
面接が終了した際、「練習通りにできた」「想定した質問が出たので良かった」と感想が聞かれる反面、「うまく答えられなかったので悔しい」「緊張して、あまりうまく答えられなかった」などの感想が聞かれることもあります。
そこで今回は、面接同行したスタッフにちょっとした課題点や、「こうしたらもっと良くなる!」というようなステップアップポイントを聞きました。
これから面接に臨まれる方、面接対策をしている方!ぜひご覧いただければと思います。
①企業の方とお会いしたときの第一声が出来ていない

練習ではうまくいく方が多いのですが、お会いした場所が想定した場所と違うときに場所に対して戸惑ってしまいます。
「練習ではドアをノックして入室」
しかし実際は…
「玄関先で面接担当の方が待っていた」
想定していなかった場所と状況だったため、挨拶が元気よく出来ていなかったときがあります。練習ではしっかりできていたのに、本番で挨拶がうまくいかないのはもったいないですよね。
様々な状況や場所を想定して挨拶の練習をしておくと、安心かと思います!
②配慮事項がうまく伝えられていない

配慮事項をわかりやすく伝えることはなかなか難しいです。特に「障がい者雇用は初めて」という企業様にはなかなか伝わりにくいようです。提出書類に前もって配慮事項は記載しますが、「本人の口から直接聞きたい」という面接官が多いように感じます。
事前提出書類を全てご自身で作成しているか、作成を手伝ってもらったか、常時自分の特性が頭に入っているかで頭が真っ白になる度合いが違います。せっかくナビゲーションブック(自身のことをまとめたブック)作成に時間をかけても、相手に伝えることが出来なければ本末転倒になります。
また、事前に打ち合わせをした内容と違う内容を焦って伝えてしまうこともあります。
具体的には書きにくいのですが、「合理的配慮」の枠を超えるような配慮を求めてしまう場合があります。
③求人票に記載された内容以外の話をされたときに、断ってしまう

こちらは、具体的に例を挙げてご紹介します。
9:00~18:00までの勤務を希望していたとします。「繁忙期に数日間は8:00から出勤することは出来ますか?」と面接官から聞かれ、「出来ない」と答えました。
ここは働く時間に対するこだわりも出てくるところですが、採用側の立場で考えたらいかがでしょうか。
採用側の考え等も訓練の中でお伝えしていますが、咄嗟に聞かれると、あまり考えないで答えてしまうことがあるようです。
次回、「面接でのステップアップポイント~part2~」に続きます。ぜひ、そちらもご覧になって頂ければと思います。

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