「障がい」ではない?自分の特徴を考える

 昨今メディアなどを通じて「大人の発達障害」という言葉を広く耳にするようになりました。皆さんがそれらの番組、情報に触れる機会も多くなったように感じます。利用者さんの中には、診断は受けていないけれど「私も発達障害なのかもしれない」とお話しくださった方が複数名いらっしゃいます。

 また、私どもは見学相談にいらっしゃった方から、こんなことで困っている、こういったことが苦手だと、さまざまなエピソードをお聞きする機会が多くあります。その内容に関しても、ADHDや自閉スペクトラム症と診断を受けている方とほとんど同様のお悩みであることも決して少なくありません。

 ここで一点注意していただきたいのが、私どもは医師ではないということです。つまり、左記に挙げたような利用者さんや、ご相談いただいた方々からどのようなお話しを伺ったとしても、実際に発達障害をお持ちなのか、否かについては判断することができません

 そこで、私どもからお話しさせていただくようにしているのは、「発達障害グレーゾーン」についてです。

発達障害「グレーゾーン」とは?

発達障害をブラック、健常をホワイトとするなら、両者の間にどちらともいえないグレーの ゾーンがあります。発達障害を特性の濃度で考えると、特性が濃い場合は発達障害であり、「障害」になります。一方、健常の場合の濃度は薄く、特性とはみなされず、「個性」になります。その間に、グレーの濃度が無数に存在します。

林寧哲・OMgray事務局監修.『大人の発達障害グレーゾーンの人たち』.講談社.2020年,98ページ

 発達障害とはっきり診断を受けたわけではないけれど健常とも違う、「発達障害の傾向がある」方を指して発達障害グレーゾーンといいます。医師からもそのように言われたけれど、「傾向があるってどういうこと?」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 「発達障害の傾向がある」ということは、日常生活を送る上で生じる困り事、悩みが「環境(社会)への適応を難しくするときがある」ということです。裏を返せば、環境によっては然程問題を感じることなく生活することができる、ということでもあります。

 周囲と「何故か」うまく付き合えない、「何故か」仕事をスムーズに進めることができない等々の違和感を抱く。それらの原因を「単なる努力不足」と考えて、他人の数倍、時に数十倍の努力を自分に課して無理をする。結果、心身共に疲弊してしまうなどの「生きにくさ」を感じている方々にこそ、障がいではない、ご自身の特徴について振り返ってみてほしいと思います。

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*就労支援センターひゅーまにあ山形は、2020年10月よりチャレンジドジャパン山形センターへ事業所名称を変更しました

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