意外と知らない?「障害年金」について~前編~


今回の記事では、前編・後編の2回に分けて「障害年金」についてお話ししたいと思います。まず最初に、当センターは障害年金申請等についての専門的な機関ではありませんので、直接の相談は専門機関でしていただきますようお願いいたします。
働き、自立するための障害年金
今回、なぜ「障害年金」の話題を出したかと言うと、当センターへ相談にいらっしゃる方の多くが障害年金の受給資格がないと考えています。
障がいがあって「働きたい」と考える方は、大きくふたつに分けることが出来るようです。
一番目に「自立した生活をしたい」
二番目に「働く喜びを感じたい」

私どもでは相談を受けた場合、「10年後この人は、どの様な生活スタイルであるか」を考えて対応をするようにしています。大雑把な言い方になりますが、高校1年生の方が相談に来た場合と、50歳の方が相談に来た場合とでは働くことの方向性を提案するときに大きな違いがあります。
では、なぜ「障害年金」かと言うと現在の障害基礎年金2級は780,900円(子の加算なし)で、月額約65,000円です。山形県で、お一人の生活を維持していくためには、給料の額面で18万円程度は必要かと思います。年金を受給しない(していない、出来ない)場合には、この「18万円」を得るための仕事に就く必要がでてきます。これは、時給1,000円でフルタイム働くことと同義です。
ハローワークの求人を検索していただくとわかりますが、なかなか障がいのある方が最初から月給(月収)18万円を得られる求人は少ない状況にあります。付け加えると、体調が安定していない、複数年継続して働いた経験がない、そもそも働いた経験がない等の場合はさらにハードルは高いと考える必要があると思います。
▶次回「意外と知らない?「障害年金」について~後編~」につづく
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