実はハードルが高い!電話応対

基本でも、慣れるまでが大変な電話応対

働き始めると電話でのやり取りというのは必須だと思います。メールやチャットでの連絡も昨今は数多くありますが、ビジネスマナー等の訓練の中では、必ずしもメールやチャットを見るとは限らないという前提で「電話連絡も行うことが必要」とお伝えしています。

さて本題の電話の話に戻ります。この記事をご覧の皆様もご自身が新入社員だった頃の事を思い出していただきたいと思います。

顔の見えない相手からきた電話を取るというのは中々のストレスがかかるものです。

障がいのある方の多くは、「電話が苦手」「相手の顔が見えなく怖い」「時候の挨拶で何を話せばいいかわからない」等の不安を抱え、電話はしたくないと言い切る方もいらっしゃいます。

このような不安を抱えていた人が、電話を使いこなせるようになったエピソードを紹介したいと思います。

「電話嫌い」だったCさん

Cさんはいわゆる「発達障害」と診断されており、電話が何よりも苦手で、「電話するぐらいなら、相手のところまで直接訪問したほうがいい」と言い切って実行しているくらい電話嫌いでした。

 当センターでも電話の訓練を希望する方には練習を行っていますが、なかなかその効果が見えにくいと感じています。

たまたまCさんは企業実習に行く機会があり、次のような提案を行いました。

 「出勤前に到着の連絡をする」

 「退社後に連絡をする」と、ふたつのお願いをしました。

 最初は言葉に詰まりなかなかスムーズに話ができませんでしたが、回数を重ねる中で、途中からは「お疲れ様です。ただいま到着しました」「お疲れ様です。業務が終了したので帰ります」というひと手間加えた言い回しができるようになりました。

さらに実習先での出来事や感想なども淀みなく話せるようになりました。

※次回の記事では、Cさんへのインタビューを掲載いたします。ぜひそちらも併せてご覧ください。

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