ひゅーまにあ卒業生定着率100%!その2
ひゅーまにあ通信6月号にて現在の定着率(退職者ゼロ)100%とお伝えしました。今回は、「就労定着支援」を行っているために100%を維持しているのではない こともお伝えしたいと思います。

本当にそこで大丈夫?職種や環境とのミスマッチ
働きたいという希望を持たれている方、働いた経験のある方の中で、いろいろなミスマッチが多く見受けられます。過去に働いた経験をお持ちの方は、経験のある職種を希望されることが多く
「即戦力で働けるかも」「働いたことのある職種だから」「同じような仕事だから」、等の考え方で選ばれるようです。
過去に一般求人に応募して働いたことのある方も、同様の考え方をお持ちのようです。
「障がいを公開しないで働いた(クローズと呼ばれる働き方です)」「仕事をしている中で障がいになった」場合は、
障がい特性が理由で離職してしまった = 職種や職場環境のミスマッチ ではないかと思います。その時点では、ご自身では対処し切れなかったことでしょう。ご自身の障がい特性への理解が進んでいないと、応募→採用→就労と順調にいったとしても、やはり長く働き続けることは難しくなってしまいます。
「就労定着支援」の中で私どもがサポートできる場面も多くありますが、どのような仕事(職種)が合っているのかと、ご自身の障がい特性を客観的に見ることが必要です。
ミスマッチを避けるためには?
「ひゅーまにあ」に通所されてから、さまざまな面談の機会を設けさせていただいています。その中で、大きく希望職種を変更させていただくことがあります。どのようなときに大きな変更が必要かというと、
「障がい特性によって、仕事を行う上で困難が伴う職種を選ばれた場合」
「働いてみたい職種と出来ることのギャップが大きい場合」、等です。
具体的な例は難しいのですが、例えば車椅子を利用している方が長距離トラックのドライバーの仕事に就く場合は、さまざまな課題が考えられます。
また、社員数が少ない会社の事務を希望された場合、事務 = 事務補助 のようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。しかし、実際には総務もするが経理もする、現場の手伝いもする等幅広い業務に対応する力が必要になります。
「パーソナルコンピューターができる = 事務職で働ける」と考えていても、
「インターネット検索ができる = パーソナルコンピューターができる」というのが実際であるならば、直ちに事務職での就労が難しい場合もあります。
自己分析や私ども支援する側の考え方とをすり合わせる面談を重ね、これから先の5年、10年を見据えた方向性やその方の年齢、家族構成等を踏まえた仕事(職種)の提案をする中で、大きく方向性を変えたこともしばしばです。
方向性を変えたことで、職種や職場環境が「自分には合わない」というご相談・ご意見をひゅーまにあ卒業生の方々からいただいたことは、これまでに一度もありません。最終的に、ご自身で納得した仕事を選ばれたことが辞めない(退職しない)大きな理由になっていると思います。
ひゅーまにあ山形 センター長 伊藤 正知
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*就労支援センターひゅーまにあ山形は、2020年10月よりチャレンジドジャパン山形センターへ事業所名称を変更しました
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