社会生活スキル講座~手話~
皆さんはコミュニケーションを取る際、主に会話や文字でやり取りをすることが多いと思います。一方で、聴覚障がいのある方のコミュニケーションツールの一つには「手話」があります。普段はテレビやドラマで見る機会が一番多いのではないでしょうか。今回は、社会生活スキル講座として、手話講座を行いましたのでご紹介します。講座では、聴覚障がいのある利用者のSさんに手話について教えていただき、コミュニケーションの取り方を学びました。
あなたは○○派?それとも○○派?

手話講座の前に、アイスブレイクです。コミュニケーションの場も兼ねて、「あなたは○○派?それとも○○派?」を行いました。いくつかお題を出し2つのグループに分かれ、それぞれの良いところ等を話していただきます。「うどん派orそば派」や、「ゆで卵は半熟派or完熟派」など、お題によっては選び難いものもありましたが、色々な方の意見が聞けました。和やかな雰囲気で時間が進み、皆さんも緊張が解れた様子でした。
手話講座

その後、お待ちかねの手話講座開始です。まず初めに、利用者Sさんが普段どのようにコミュニケーションを取っているか、Sさんとスタッフで説明しました。その中で、普段利用しているという音声認識で会話を文字起こしできるアプリの紹介がありました。また、声を掛ける際には「肩をたたく」「手を振る」などの合図をしてアピールしてもらえると良いとのことです。急に声を掛けられると驚いてしまうということも教えてくれました。
次に、Sさんに手話を教えていただく時間を設けました。手話での挨拶の仕方や「春夏秋冬」等、その手話になった由来も交えつつわかりやすく教えてくださったため、利用者の皆さんも興味津々でした。「夏」「暑い」「南」のように同じ手話を使う言葉もあり、その言葉を使う際は話の流れや口元を見て判断するそうです。最近はマスクで口元が見えないので、苦労することもあるとのお話でした。また、手話にも方言があるそうで、いくつかその例も紹介していただきました。その後、指文字の紹介もしていただきました。五十音については指文字の五十音表をホワイトボードに投影し、利用者の皆さんと一緒に自分の名前を自己紹介するにはどのようにしたら良いかを確認しました。少々苦戦されている方もいらっしゃいましたが、わからないところはSさんに確認しつつ進めていきました。
終盤には利用者の皆さんに質問を募り、Sさんに教えてほしい手話を教わりました。色々な方から沢山の質問が挙がり、和気藹々としたムードでした。最後は皆さんで手話の拍手をし、この講座のために色々と準備をしてくださったSさんに感謝を伝え、講座が終了しました。
まとめ
皆さんの身の回りには、聴覚障がいのある方はいらっしゃいますか?身の回りにはいない、接したことがないという方も少なくないかと思います。そして皆さんの中には、聴覚障がいのある方との会話は手話などのスキルがないと難しいのではないかと感じる方もいらっしゃるかと思います。しかし今回ご紹介したように、そういったスキルがなくても上記のようなアプリを使うなどの工夫をすることによって、誰でもコミュニケーションが取れるようになります。決して難しいことではないのです。一方で、手話や指文字も貴重なコミュニケーションツールの一つです。もし今回の内容でご興味が湧いた方がいらっしゃれば、まずは指文字での自己紹介から学んでみませんか。
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