1月グループワークのご紹介

今回のテーマは「謝る」です。日常生活において、自分だけが悪いとは言えないような場面でも、謝らなければいけない時があるかと思います。そんな難しい場面ではどのようにしたらより良いコミュニケーションが取れるのか、ロールプレイを元に皆さんで意見を出し合って考えていきました。
ロールプレイ

今回のシチュエーションのご紹介です。上司から明日の13:00に始まる会議の資料準備を頼まれていて、できれば早めに取り掛かって欲しいと言われていました。資料は綴じる必要もあり、合計300枚あります。そして現在の時刻は17:00。この会社は18:00終業です。
上司「○○さん、先ほど頼んでいた明日の会議資料の印刷って終わっていますか?」
部下「え?今ですか?明日の13:00からの会議だから、明日の午前にやろうと思っていて…。」
上司「早めに取り掛かって欲しいとお伝えしていたはずですが…。」
部下「…でも、間に合うじゃないですか。」
上司「…。」
部下は上司の方を見ずに下を向き、とても不満げな様子です。上司はそれを受け、ムッとした様子でした。二人とも最後は黙ってしまい、ロールプレイが終わりました。
ステップアップポイント

ロールプレイを見て、気になった点を皆さんで確認したあと、ステップアップポイントとして意見をいただきました。
・指示を具体的に聞いておく
・謝る
・いつならできるかをきちんと説明する
などが挙がりました。
改善されたロールプレイ

ステップアップポイントを取り入れ、再びロールプレイを行いました。
上司「○○さん、先ほど頼んでいた明日の会議資料の印刷って終わっていますか?」
部下「申し訳ございません。明日の13:00の会議とのことだったので、まだできておりません。いつまでにやるべきか確認しておらず申し訳ございませんでした。」
上司「そうだったんですね。こちらもきちんとお伝えしておらず申し訳ありませんでした。」
部下「この後すぐに行おうと思います。宜しくお願いいたします。」
上司「わかりました。宜しくお願いします。実は会議資料の準備ができたら、会場の設営をお願いしようと思っていたんです。」
部下「そうだったんですね。大変申し訳ございませんでした。」
この時、部下は下を向かずに上司の方を最後まで見て、真摯な態度で謝罪しました。また、一連のやり取りを経て、上司は他にも仕事を頼もうとしていたことが判明しました。今回のテーマは「謝る」でしたが、謝ることだけでなく、指示を受ける際には指示内容をきちんと確認するということも大切であるとわかりました。
グループワークの最後には、利用者さん自身に練習してもらう時間を設けています。利用者さん同士のロールプレイを観察して、良かったところをグループ内で共有します。
まとめ
自分だけが悪いとは言えない場面で謝罪をすることは、簡単なことではないかと思います。それでも相手の気持ちを考えて、まずは真摯に謝ることが大切です。そのようにすれば、相手も自分も嫌な思いをせず、より円滑に仕事を進めていくことができるはずです。例え注意されたり指摘を受けたりしても、「自分の人格」が否定されているのではなく、「今の行動」について注意や指摘を受けているのだと考えることもポイントです。
今回のグループワークの内容をぜひ参考にしていただき、職場においてより良いコミュニケーションを取る手がかりにしていただければと思います。
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