11月グループワークのご紹介

今回のテーマは、「仕事のもらい方」です。シチュエーションとしては、「職場で、お昼休憩後の13時。部下は今日やるべき仕事が午前中で全て終わってしまい、午後は何をしたら良いのか分からない。上司に指示をもらいに行く」というものです。仕事中、たとえ気を付けていても、ふと空白が出来てしまうなんてことがあります。そんな時、仕事をもらうためにはどうすればよいのかを皆さんで話し合いました。
ロールプレイ

まず利用者さんには、スタッフ二人によるロールプレイを観察してもらいました。
部下「○○さん、どうすればいいですか!」
上司「な、何がでしょうか…」
部下はクッション言葉も説明も無く、「どうすればいいですか」の一言を、唐突に上司へぶつけるのみでした。仕事中の上司は驚かされただけで、どうして欲しいのか全く分からないままロールプレイは終わりました。
ステップアップポイント

ロールプレイの後、利用者さんには良い点とステップアップポイントを募り、どちらもたくさんの意見をいただきました。その一部を紹介します。
- 相手の様子を見て、クッション言葉を用いて話しかける
- 主語は何か、相手にわかるように話す
なるべくゆっくり用件を話す
メモの用意をしていく - お礼を言う
などが挙がりました。
改善されたロールプレイ

皆さんの意見を組み込み、再びロールプレイを行いました。
- 「〇〇さん、お仕事中失礼します」と、上司の様子を窺いながらクッション言葉を用いて話しかけました。
- 「(私は)今日やるべき仕事が終わっています。どうすると良いでしょうか。」と、主語を付けてから上司に質問しました。
上司が聞きやすいようゆっくり話しました。
話を聞くときは、メモをとりながら言われたことを正確に聞き取りました。
部下の状況が正確に把握できたため、上司も対応することが出来ました。 - 最後に上司にお礼を言いました。
2回目のロールプレイでは、しっかりと用件を伝えられ、仕事をもらうことができました。
グループセッション

グループワークの最後には、利用者さん自身に練習してもらう時間を設けています。スタッフの演じた場面でも、ご自分で考えた場面で臨んでも良いことになっています。
上司に対し、仕事の区切り(相手がパソコン業務中であれば、手が止まったタイミング)で話しかけられている方がいたり、言われた仕事をメモに書きとめた後、内容に齟齬がないか、復唱して上司に確認を行っている方もいたりと、様々なアイデアで練習に励んでいました。
まとめ
仕事をもらう際に重要なこととして、意欲があることを態度でも示すことが挙げられます。「意欲がある」ことを言葉以外でも示さなければ、相手に無責任な印象を与えてしまうこともあるでしょう。その意欲の示し方として、「クッション言葉」「聞きやすい話し方」などの相手への心遣いがあります。加えて今回は、指示の聞き違いをしないという姿勢の表れである、「メモを用意する」ということも、好印象を与えることに繋がります。
こういった事を参考に、仕事でも実践できると、良いコミュニケーションが取れることと思います。
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