10月グループワークのご紹介

今回のテーマは、「困りごとを相談する」です。困りごとを解決するために、どうしても人の手を借りなければならない時があります。今回のシチュエーションは、「明日の朝までに、上司へ提出する書類でわからないところを、上司に相談する」という内容です。期限付きの仕事は、迅速さが重要です。困ったときの相談では、何に気をつけたら良いのかを皆さんで話し合いました。
ロールプレイ

まず利用者さんには、スタッフ二人によるロールプレイを観察してもらいました。部下役のスタッフは、終業間近に焦りながら上司に話しかけます。
部下「○○さん、分かりません」
上司「よく分からないのですが…」
部下役はクッション言葉も無く、「分かりません」と一言のみだった為、相談を受けた上司役は何について困っているか分からない様子でした。
ステップアップポイント

的確に困りごとを相談するために、具体的にどうすると良いか、利用者さんに意見を募りました。
①相手に対して、お願いするための礼儀と申し訳なさを伝えるために、「クッション言葉を使う」。
②どう助けてほしいのかを正確に伝えるために、「事前に話をまとめる」。
③相手が聞きやすいように「言葉と言葉の間をあける」。
④期限の差し迫った困りごとは、「早く相談する」。
などが挙がりました。
改善されたロールプレイ
皆さんの意見を組み込み、再びロールプレイを行いました。
①「〇〇さん、今お時間いただけますか?」と、クッション言葉を用いて上司に話しかけました。
②書類を持参し「この部分が分からないのですが、どのようにしたら良いでしょうか?」と該当箇所を指しながら質問しました。
分からない所を説明したことで、上司も的確に対応することが出来ました。
③話す時には、上司が聞きやすいよう、言葉と言葉の間を空けることを意識しました。
④時間帯は、比較的上司の手も空いており、時間にも余裕のある昼休みが終了した直後にしました。
今回のロールプレイでは、しっかりと相談内容を伝えられていることを確認できました。

グループワークの最後には、利用者さん自身に練習してもらう時間を設けています。利用者さん同士のロールプレイを観察して、良かったところをグループ内で共有します。
まとめ
相手の仕事中に困り事を相談することは、相手に時間を取らせてしまうということになり、言いづらいと感じる方も多いと思います。ですが、言いづらいからといってそのままにしておいては、自分の仕事が滞り、いつまでも困り事は解決しません。言いづらさを感じつつも、しっかりと自分の困り事を相手に伝える事が重要です。クッション言葉を使ったり、事前に相談内容をまとめておいたりと相手への気遣いを欠かさずに行えば、きっと相手も快く相談に乗ってくれることと思います。まさに、「相手も大切にしつつ、自分の言いたい事も伝える」コミュニケーションです。
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