就職されたKさんの訓練ご紹介
前回、Kさんの就職が決まったことをご報告致しました。
今回は、就職に向けて日々どんな訓練に取り組まれていたのかをKさんにお伺いしましたので、ご紹介します。

普段どのような訓練に取り組まれているか教えて下さい。
私は事務職を希望していたので、事務職にはパソコンのスキルが必須だと思いました。
そのため、チャレンジドジャパンではまず、Word、Excelを基礎からテキストで学びました。
最終的にはWord、Excelの資格であるMOSの受験を検討するくらいまでスキルアップしました。
また、事務職の業務を知るために、宛名書きや電卓、ファイリング、スキャン、顧客伝票修正などの訓練も行いました。訓練を行うにあたり、作業速度よりも丁寧さや正確さを意識していました。さらに事務訓練を総合的に行う訓練として、実務型訓練も行いました。実務型訓練は複数の作業を決められた時間内に行うので、どの順番でやれば効率よく落ち着いて作業できるかを考えました。
チャレンジドジャパンでは、さまざまな講座も受けました。日常生活の送り方から余暇の過ごし方、自己理解・障害特性、対人行動、ビジネスマナーなど、就職に関することだけでなく日常生活にも役に立つ講座が受けられました。講座で学んだ内容をそのままにせず、実生活に積極的に取り入れていくことを意識していました。
訓練の中で、就職に役立った、やって良かったと思う訓練はありますか。
自己理解・障害特性講座です。私が前職を退職した大きな原因が、自分の障害に対する理解不足でした。自分の限界を知らないで無理をし続けた結果、体調を大きく崩して辞めてしまいました。
この講座を受けて、自分の体調を客観的に捉えられるようになりました。講座のなかで、「いい感じ」な自分とはどのような状態なのかを考えたり、体調が悪くなってきたときのサインを考えたり、また、体調を崩したときはどのような対処をすれば回復にむかうのかを考えました。それらを日々の生活の中で実践していった結果、自分の許容範囲や疲れのレベルがわかってきて、体調を大きく崩す前に回復できるようになりました。そしてそれが、安定した就労への大きな自信となりました。
外部実習に参加してみて役立ったことや感想を教えて下さい。
私は全部で五か所の実習先に行かせていただいたのですが、やはり自分に合う職種と合わない職種があるのだとわかりました。頭の中で考える分にはできそうだと思っても、実際にやってみると思いもしなかった点で不安を感じたり、ストレスを受けたりしました。逆にやる前に不安を感じていても、やり始めたら何のストレスもなく集中して取り組めるということもありました。
また、実習を通して働くことの喜びを感じた事もありました。スポーツ用品店の実習でのことなのですが、作業終了の報告の際に、実習先の方から「とても助かりました。またよろしくお願いします。」と仰っていただけたことがありました。私はその時、「頑張ってよかったな。次も頑張りたいな。」と思うことができ、モチベーションにつながりました。このようなことを体験できたのも実習に行ったからだと思います。
普段の訓練で学んだことを実践する場としてとても役に立ちました。ビジネスマナー講座やJSTで学んだ職場でのふるまい方や言葉遣い、報告・連絡・相談、他者とのコミュニケーションの取り方などを実践することができました。
特に他者とのコミュニケーションにおいてはしっかり行えたと思います。報告・連絡・相談や情報共有などの声掛けを自分から積極的に行うようにするなど、チームでの作業を意識することができました。
Kさんありがとうございました!
常に就職を意識して、日々の訓練に一生懸命取り組まれている姿が印象的でした。
日々の積み重ねが今回の就職に繋がったのだと思います。
チャレンジドジャパンでは、様々な訓練や講座、実習があります。
目指したい進路に向けて、どんな訓練に取り組むかを一緒に考えていきます。
また、目指したい進路が決まっていない場合も、様々な訓練に取り組む中で、得意なことや苦手なことを一緒に探していきます。
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