「ユニバーサルデザイン」から障害の捉え方について考える

チャレンジドジャパン長野センターです。長野センターでは、サービス管理責任者から利用者様向けに定期的な講話を行っています。今回はユニバーサルデザインの観点から「障害」という言葉の捉え方について解説を行いました。

誰もが使いやすいデザイン、それが「ユニバーサルデザイン」

サービス管理責任者による講話の様子


文化・言語・国籍や年齢・性別・能力等の違いに関わらず、多くの人たちが利用できることを目指したデザインをユニバーサルデザインと言います。道具について着目をしていくと、従来の物はすべての人が使える共通デザインではないことに気が付きます。

例えば「ドアノブ」のデザイン。

誰もが使いやすいデザイン、それが「ユニバーサルデザイン」
握るタイプのノブ

「握るタイプ」の形状では「手」が使えない方は開けることができません。また、手があっても握って回すための筋力や動作ができなければ「開ける」ことは成立しません。小さな子どもや体が弱ったお年寄りにとっても扱いにくい内容となっています。

誰もが使いやすいデザイン、それが「ユニバーサルデザイン」
レバータイプのドアノブ

しかし、こちらのように「レバータイプ」ですと「手」が使えなくても「肘」や「体」を扱うことで「開ける」動作が成立します。力が弱い子供やお年寄りでも簡単に扱うことができ、両手がない方でも扱うことができます。

ドアノブ以外でもすべての人が使える共通デザインがこの世の中にはもっと必要です。この使いにくい要因が「障害」という言葉で捉えられます。

「医学モデル」から「社会モデル」へ

「医学モデル」から「社会モデル」へ
サービス管理責任者による講話「医学モデル」「社会モデル」の解説

「障害」という言葉の捉え方ですが、従来は「病気がすべて悪い」という「医学モデル」が主流の考え方として広まっていました。これは「原因を改善すれば治る」という考え方です。しかし、原因だけを治してもその人にとって「生活しにくい」という状況が続いた場合、本当の問題は別にあるということになります。

現在は「社会モデル」という考え方が主流になりました。その人の「健康状態」だけが「活動」や「社会参加」に関わるのではなく、取り巻く「環境」や「個人因子」も総合的に絡んでその人を作り上げているという考え方です。「ひとつだけの要因では無い」ということです。

「障害が悪い」という思考は何も生まない

「障害があるから」「病気をしているから」こういったネガティブな思考は何も生みません。根本的な原因を改善しても、その人を取り巻く要因によって壁がさらに立ちはだかる場合があるからです。大切なことは、その人の全体像を捉えることです。

今回はドアノブを例にして解説をしましたが、ハード面(ドアノブ)のみならずソフト面(環境)の整備も非常に大切です。私たちは、その人の伸ばせる部分に着目をして支援を行い、きちんと対象者のことを整理していくことが大切だと考えています。

「すべての人が役割をもち認め合える社会」の実現に向け、私たちは利用者様に寄り添っていきながら、その人が本当に実現したいことが実現できるよう日々支援を行っていきます。

  • 就職を目指して活動されている方
  • 自分について分からない
  • 何もできない

など、ネガティブな思考をお持ちの方でもきちんと整理をしていくことで大切なモノが見えるはずです。ひとりで乗り越えることが難しいと感じましたら、気軽にご相談を頂ければと思います。

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