困っている人に声を掛けるには?【プログラム紹介:SST】
きらびやかな街並みを見かける機会が多くなり、すっかり気分はクリスマスモードですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。盛岡センター周辺では、盛岡駅前やもりおか歴史文化館前広場のイルミネーションがとても綺麗ですので、近隣へお越しの際は是非足をお運びください。
さて、盛岡センターでは毎日様々なプログラムを行っております。今回は、機能的コミュニケーションのプログラムで行っている「SST」の講座内容をご紹介します。
SSTとは
「ソーシャルスキルトレーニング」の略で、「社会生活技能訓練」とも呼ばれます。社会で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練のことを指します。事前にSST課題カードに「自分と他者とのやり取りで出来るようになりたいこと・事前にしておきたいこと・上手になりたいこと」を記入していただき、その中から1つのテーマを例に挙げて行います。
講座の流れ
1.テーマに決まった利用者さんから状況を伺います。(いつ・どこで・だれと、どんな状況、どのようなコミュニケーションをとったのか・どんなふうにコミュニケーションをとりたいか。)
2.コミュニケーションを実際にロールプレイします。
3.参加者から実際のセリフや目を合わせるなどの非言語コミュニケーションのアイデアを貰います。
4.出た案の中から、実際やりたいものを選んでもらいます。
5.選んだものを各グループでロールプレイしていただきます。(場面を変えて同じテーマで練習してもOK。)
6.グループで出た意見や、どのような場面を用いてロールプレイを行ったかを伺います。

今回は、「困っている人にサッと声を掛けられるようになりたい」というテーマで行いました。講座を受けて、ロールプレイの中で「大丈夫ですか」という声掛けをしたことで、温かい気持ちになったという感想が多く挙げられました。また、このような状況は事業所内だけでなく、日常生活の中でも多く見られる場面なので、積極的に活用したいという意見も多かったです。

このようなコミュニケーションは、就職後はもちろん社会で生活するうえで必要なスキルです。実践的なトレーニングで経験を積んで、自然に行動に移せるようにしていきましょう。
ご興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

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