自分を理解するための講座とは?

障害者雇用において企業が求めているのは、どのような人材かご存じでしょうか?そのひとつとして挙げられるのが「自己理解」ができている人です。つまり自分がどのような時に不調になりがちかを知り、それを解消するためにセルフケアができる人が求められます。

チャレンジドジャパン川崎センターは「自己を理解するための講座」を行っており、参加者の皆さんは自己理解を深め「いい感じの自分」でいられるための学びを深めています。

元気の道具箱を作ろう!

講座では、最初に自分にとってプラスになることが何かを考えます。
<例>
「好きな音楽を聴く」「一人でいると落ち着く」「ショッピングをすると楽しい気分になる」「友達を話をする」etc.

プラスになることは人それぞれ。これらを思いつく限り挙げてもらい、ワークシートに書いていきます。講座ではプラスになる事を「道具」と見立て、それをしまっておく箱を「元気の道具箱」と呼んでいます。道具箱にはできるだけたくさんの「道具」をしまっておくことがポイントです。

不調が起きる引き金を考える

一方で、自分が不調になる時がどういう時なのかを整理していきます。
不調になってしまう時はどういう時なのか、どういう傾向があるかを考えていきます。不調になることを考えるのは気持ちの負担が大きい作業ですが、リカバリー方法を考えるためには必要な作業となります。
<例>
周囲の音が賑やか→集中力が低下して判断力が下がってしまう→思うように行動ができずイライラして不機嫌な態度になってしまう

元気の道具箱で不調をリカバリー

いつも「いい感じの自分」でいられたら良いのですが、不調が起きることは誰にでもあります。そこで活躍するのが、最初に作った「元気の道具箱」になります。イライラして不機嫌になってしまった時、何をしたら軽減できるでしょうか。

例えば元気の道具箱から、「好きな音楽を聴く」を取り出します。好きな音楽を聴くことで周囲の騒音が遮断され「いい感じの自分」に戻ることができるかもしれません。また、「一人になる」という道具を使って静かな場所に行くことで「いい感じの自分に戻ることができるかもしれません。これが不調をリカバリーするセルフケアです。
<例>
周囲の音が賑やか→集中力が低下して判断力が下がってしまう→思うように行動ができずイライラして不機嫌な態度になってしまう

元気の道具箱から…
「好きな音楽を聴く」
「一人になる」

不調をリカバリー

「いい感じの自分」を維持

講座の最終回には「ワタシの取扱説明書」というものを作成します。
・製品仕様
・お手入れ方法
・点検について
・故障の時は
中身の項目はまるで電化製品の取扱説明書のようですが、ここに講座で書き出してきたプラスになることや不調について書き込んでいくことで、自分の説明書が出来上がるのです。この冊子は自分が見返して活用することもできますし、就職活動の書類作成や面接の際にも役立つ資料になります。

講座の最終回に作成するワタシの取扱説明書

自分のことは自分が一番理解していると思う方が多いと思いますが、自己を理解する講座ではそれらを整理して「いい感じ」の自分でいられる方法を学ぶことができます。
あなたにとって「いい感じの自分」とは、どんな時の自分でしょうか?「いい感じ」を維持するための方法を一緒に学んでみませんか?

◯お問い合わせ

見学、体験を随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

〒210-0005 神奈川県川崎市川崎区東田町2-11 大谷加工川崎大通ビル9F
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(川崎市指定 就労移行・就労定着支援事業所)

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