VRTカードで自分の職業興味を探ろう!

皆さんこんにちは!チャレンジドジャパン金沢文庫センターです!
ゴールデンウイークが目前の今日この頃皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて今回は職業興味検査(VRTカード)について詳しくご説明していきたいと思います。
VRTカードってなに?
皆さまは“VRTカード”というものをご存じですか?
VRTカードとはVocational(職業)・Readiness(準備)・Test(テスト)の略称です。
ざっくり説明すると…
①心理検査の一部を簡単に実施できるようカードにしたもの。
②学校での進路相談、就職相談などに多く使用されているもの。
③職務内容の記述を見て、その仕事をやってみたいかどうかの興味を分類し
職業への興味の方向性を測定するもの。
つまり皆さまの職業興味や仕事に取り組むときの自信度を明らかにして
自己理解を促進するものになっております。
よくご相談として伺うことに
「仕事したいけどどんな仕事が自分に向いているのか分からない」という声を頂きます。
せっかく就労をしたい気持ちがあっても世の中にはお仕事はたくさんあります。
その中からどの求人に応募すればいいか迷ってしまう方もいると思います。
また、離職の理由として多くあげられるものに「仕事内容が合わなかった・任された仕事が苦痛」など仕事内容のミスマッチがあります。せっかく頑張って就職活動をして内定をもらったのに自分に向いていない仕事をしなくてはいけないのは辛いですよね。
そのようなことにならないための対策として「自己理解」が大切になってきます。
VRTカードを実際にやってみよう!
では実際にどのような流れでVRTカードを実施していくのか説明していきます!
手順①:カードに書かれた質問を仕分けていく
VRTカードは54枚のカードありそれぞれ質問が書いてます。
それを「興味があるか」・「得意であるか」の二つの観点で見ていきます。
スタッフがカードに書かれた質問を読み上げます。それに対して直感で
1やりたい・自信がある
2どちらともいえない
3やりたくない・自信がない
の自分に当てはまるところに並べていきます。

手順②:仕分けた結果を専用のシートに記入
54枚すべての質問を仕分けたらその内容を専用のシートに記入します

手順③:6つの職業領域に分類する
仕分けたカードを6つの職業領域が書かれたシートに分類ごとに並べます

6つの職業領域は以下のような性質を持っており、54の質問は6つの領域に当てはまる質問になっています
R領域(Realistic) 現実的興味領域
機械や物体を対象とする具体的で実際的な仕事や活動の領域
I領域(Investigative) 研究的興味領域
研究や調査のような研究的、探索的な仕事や活動の領域
A領域(Artistic) 芸術的興味領域
音楽、美術、文学等を対象とする仕事や活動の領域
S領域(Social) 社会的興味領域
人と接したり、人に奉仕したりする仕事や活動の領域
E領域(Enterprising) 企業的興味領域
企画・立案したり、組織の運営や経営等の仕事や活動の領域
C領域(Conventional) 慣習的興味領域
定まった方式や規則、習慣を重視したり、それに従って行うような仕事や活動の領域
手順④:自分の結果を振り返る
どの職業領域にカードが多いのか、少ないのかを確認し自分の興味や自身の傾向を振り返ります。
ちなみに質問が書かれたカードは裏返すとその質問に関連した職業が書かれています。

例としてこの方の場合はS領域が最も多く、続いてC領域とI領域が多いですね。
逆にA領域E領域R領域はカードが無い、あっても1枚と少ないです。
ここから読み取れるのは…
人と接したり、人に奉仕したりする仕事に興味がある。
また、研究や調査のような研究的、探索的な仕事や決められた仕事こなすルーチンワークのような仕事も魅力を感じている。
逆に芸術的なものを求められるものや組織の運営や経営など強い責任と判断力を求められるものはあまり興味がない
ということが読み取れます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
実際にやってみて、自分の想定通りの結果が出た方もいれば、イメージと違う結果が出た人もいて様々でした。この結果は「絶対こうしなければいけない」というものではありません。困った際の参考程度に考えていただければいいのかなと思います。
そして、出た結果をスタッフと共有することで今後の方針が決まっていくかもしれません。ぜひ一緒に向いている仕事を探してみませんか?
チャレンジドジャパン金沢文庫センターでは皆様の就職へ向けた様々取り組みを実施しております。
見学・体験も随時受け付けております。
VRTカードやってみたい!他にもどんなことが出来るか知りたい!などでも大丈夫ですのでお気軽にお問い合わせください!