就労に役立つセミナー開催!その内容は…

2月17日(金)に福島学院大学の杉山雅彦教授をお招きし、就労支援セミナーを開催致しました。当日はチャレンジドジャパンの利用者の方はもちろん、障がいがありチャレンジドジャパンの利用を検討している方、福祉関係者、病院関係者、学校関係者など、オンラインも含め50名前後の方がセミナーに参加されました。その時の様子やセミナーの内容を少しお伝えします!

そもそも認知行動療法とは?

CBTとも呼ばれ、ストレスなどで固まって狭くなってしまった考えや行動を、ご自身の力で柔らかくときほぐし、自由に考えたり行動したりするのをお手伝いする心理療法です。行動科学と認知科学を臨床の諸問題へ応用したものと定義されます。複数の理論とそこから生まれた多数の技法を包含した広範な治療法として発展しています。

就労するために必要なもの…皆さんは何だと思いますか?

・技術があり生活能力があれば続く?

例えばうつ状態の方は、技術や生活能力があっても意欲がわかなかったり、うまくいかないかもしれないなどマイナスな見通しや不安を抱えてしまって、自分の能力を思う存分発揮できないかもしれません。

・お給料がちゃんと出ていればいいか?

仕事のモチベーションの1つでもあるお給料。ですが、考えてみてください。例えば今日は月初め、給料日は20日過ぎ、お給料が出るから頑張ろうと思えるでしょうか?行動は直後の結果により強化されます。遠すぎる強化子には反応できません。ならば近い強化が必要になってきます。休み時間に周りの人が優しくしてくれた、上司が頑張っていると認めてくれた、など近い強化を徐々になくしていって、自分を自分で強化できる事が目標の1つです。

・上司の言うことにはよく従うから就業は大丈夫?

大抵は指示に従うと褒められる、従わないと叱られるというイメージではないでしょうか。ですが、逆に言えば指示に従うとは何か先行状況があると反応する、無いと反応しないということ。つまり、指示に従うとは、罰を回避する行動の1つであるということ。積極的な行動は生じないですし、何か言わないと行動が生じない、パフォーマンスは上がりません。指示を待つのではなく、自発的は行動レベルの上昇が必要です。

・技術があって仕事をすることを切望していれば大丈夫なのか?

行動が長時間維持されなくては就業は成立しません。そのためには、一定時間間隔での強化、休憩、正の情動(うれしい!)、一定時間間隔を長くしていく、出来ているときに予防的な注意をしない、不安への対処が必要になってきます。

つまり就労に向けてまず基本的に・・・【自発的な行動レベルの上昇】と【不安の低減】が必要です。

セミナーを受けて

福島センターでセミナーを受講された皆さんは、資料とホワイトボードを見比べ、終始真剣に杉山教授のお話を聞いていました。セミナー受講後に行ったアンケートでは、「内容が面白かった」「分かりやすく説明して頂き、とても勉強になった」などの感想を頂きました。就労へ向けての糧になったのではないでしょうか。

チャレンジドジャパンではこうしたセミナーの他に出張講座も受け付けております。デイケア、支援学校、福祉事業所や企業など、可能な範囲でお伺いします。ご気軽にお問合せください。

◯お問い合わせ

見学、体験を随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

〒960-8035 福島県福島市本町6-5 D’グラフォートM-ZA本町 201
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