人生初めての実習を終えて

今回は、実習に行かれた方のインタビュー紹介です。
先月、某スーパーマーケットに5日間の実習に行かれた利用者Aさん（男性・20代）に貴重なお話を伺いました。

Q.どんな仕事をしましたか？

スーパーには毎日新しい品物が納品されるので、品物を棚に陳列すること、乱れた商品をお客様に見やすいように向きをそろえる作業を主に行いました。他にも、バックヤードから飲み物を補充する作業や、品物が入った段ボールを運ぶこともしました。

11:00～11:15　朝礼（挨拶練習、作業の分担）

11:15～12:45　作業

12:45～13:45　昼休憩

13:45～14:00　他店舗に移動

14:00～16:20　作業

16:30～17:00　振り返り

17:00　　　　　退勤

チームで行う作業だったので、朝にはその日の作業分担をみんなで話し合い、行います。実際に、働く現場でどのようにお互いがコミュニケーションをとっているのか、見ることができてよかったと思います。また、毎日の振り返りの時間には、担当の方が丁寧にフィードバックをしてくれたのも心強かったです。

実習先で一緒に作業を行うスタッフが近くでテキパキと作業をこなしている姿を見て、すごいなあと思いました。正直その様子を見て、「迷惑をかけるかも」と不安があったのですが、それ以上に優しくしてくれたスタッフに、感謝の気持ちが強く湧きました。

私はいつもトレーニングの中で、ものを丁寧に扱うことを重視して作業を行っていましたが、実際の現場では、作業を行うスピードも考慮していかなければならないなと感じました。これからのトレーニングでは、丁寧に扱うこと、作業のスピード、この２つのバランスを意識していきたいと思っています。

私は今までアルバイトを含め、就労の経験がなかったので、お客様の近くで作業を行うことで、普段のトレーニングとは違った緊張感がありました。とても緊張しましたが、実習を通して、自分の強みを改めて確認することもでき、自信になりました。また、実習をきっかけに、「今、自分がトレーニングを通して何をするべきか」身をもって実感できて、貴重な機会だったと思います。これからも得意なことは伸ばしつつ、苦手なことは克服していき、いつか就職が決まった職場で活躍したい！という気持ちが強くなりました。